張又俠拘束後 中国の将来情勢にさまざまな憶測
中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席で副国級高官の張又俠が拘束された後、中国の将来情勢および習近平の行方を巡り外部でさまざまな憶測が広がっている。
今回の出来事は表面上は習近平の勝利のように見えるが、実際には中共が全面的な崩壊へ向かう転換点だとの見方もある。習近平の将来は習近平自身の健康状態(あるいは不測の事態)と、中国社会の統制が失われるかどうかにかかっているとする分析も出ている。
中共国防部は1月24日、中央政治局委員で中央軍事委員会副主席の張又俠と、中央軍事委員会委員で中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律・法律違反の疑い」で立件調査の対象となったと発表した。
関連記事
中共第20期中央委員会第5回全体会議が10月に開催される。張又俠、馬興瑞らを含む中央委員や中央委員候補について、最大40人規模の党籍剥奪や処分が行われる可能性が指摘されている
中国共産党が出入境管理の新規定を前倒し試行。東南アジア行きの渡航とテック・金融人材、富裕層を重点審査し、電子データ提出や出国禁止も可能に。海外資産課税強化への警戒が富裕層に広がるなか、日本のビジネス渡航者にも影響が及ぶ恐れがある
中共軍の「八一」建軍記念レセプションで、中央軍事委員会委員の出席は確認できず、事実上の格下げとの指摘が出ている。専門家は、習近平による軍内粛清と人事の機能不全が背景にあると分析
張又俠と劉振立の調査後、中共軍の重要ポストは後任不在のまま。習近平は指揮体制の再建より、規律検査による軍統制を優先しているとの見方も
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという