中国共産党中央軍事委員会副主席の張又俠が拘束された事件は中国共産党政権に衝撃を与えた。写真はイメージ(Mark Schiefelbein - Pool/Getty Images)

張又俠拘束後 中国の将来情勢にさまざまな憶測

中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席で副国級高官の張又俠が拘束された後、中国の将来情勢および習近平の行方を巡り外部でさまざまな憶測が広がっている。

今回の出来事は表面上は習近平の勝利のように見えるが、実際には中共が全面的な崩壊へ向かう転換点だとの見方もある。習近平の将来は習近平自身の健康状態(あるいは不測の事態)と、中国社会の統制が失われるかどうかにかかっているとする分析も出ている。

中共国防部は1月24日、中央政治局委員で中央軍事委員会副主席の張又俠と、中央軍事委員会委員で中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律・法律違反の疑い」で立件調査の対象となったと発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
関係者によると、中共税務当局は専門チームを設置し、富裕層が国内外に持つ資産や納税状況を追跡している。富裕層の間では不安が広がり、株式を売却して納税資金を確保したり、外国のパスポート取得を急いだりする動きも
習近平が一番頼っているのは、意外な人物だった?!中共軍に張り巡らされた深い人脈。その人物にとって張又侠は邪魔な存在だった。元CIA当局者が指摘する現在、習近平を支える意外な存在とは
中国で10月1日、国防動員法の改正法が施行された。民間資源の「徴収」を新設し、平時から戦時への迅速な転換を明文化。台湾で警戒感が広がる一方、国内統治や資源統合が主眼との見方も