(solarseven/Shutterstock)

WHOの新たなパンデミック対応 エビデンスよりも便宜主義か?

世界保健機関(WHO)が示す勧告は、非常に大きな影響力を持つ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック期間中、WHOは世界最大級のテクノロジー企業と連携し、数十億人に対して情報や科学的議論を制限した。YouTubeはWHOの勧告に反するすべてのコンテンツを明確に禁止し、WHO自身もその勧告に疑問を呈する人々を積極的に非難した。国際的な公衆衛生における自由な議論の抑圧によって生じた憂慮すべき結果の一つは、特にパンデミック対応において、その後のWHOの勧告におけるエビデンス基盤が明らかに失われていることである。

WHOがSARS-CoV-2の流行に対する中国当局の前例のない措置を支持したことは、WHOのパンデミック政策における重大な転換点であった。従来、こうした勧告は比較的慎重であり、健康を単に『病気がない状態』とみなすだけではないという認識に基づいている。

健康危機におけるWHOの勧告は、多くの場合、一方的な国境閉鎖による害を避けることに主眼が置かれていた。WHOは当初、貿易や渡航の制限に反対する従来の助言を数週間にわたり維持していたが、各国がWHOの慎重姿勢をよそに制限措置を導入すると、この立場も変化した。

▶ 続きを読む
関連記事
浜崎あゆみの2026年ツアー名「Scapegoat」に込められた表現者としての妥協なき矜持と不屈のメッセージに迫る
高市首相がスパイ防止法制定を推進中。世論調査で国民6割、企業8割超が支持。中国共産党の日本浸透が深刻化し、早期法制化の機運が高まっている。スパイ活動の実態と抑止の必要性を指摘
中国共産党は、同党の政権奪取前の中国社会を「万悪の旧社会」と形容し、同党が統治する現在の社会を美化しようとしているが、歴史的資料や証言からその定型句の虚偽性が見えてくる。中には、元国家主席・劉少奇の息子の衝撃的な証言もある
中国共産党が解体した場合、中国はどのような国家になるのか。米国在住の著名な人権活動家が、中国の将来を民主化、自由化、官僚特権廃止、私有財産保護、歴史公開などの観点から予測している
中共は日本衆院選前にレアアース輸出規制を発表し高市首相を狙ったが、直後に承認を再開。政治シグナルの目的で実行せず、経済相互依存と脱中国化リスクを恐れた結果、日本に譲歩した