中共 張又俠の核機密漏洩関与を否定 何を意味するのか
張又俠・中央軍事委員会副主席が米国に核機密を漏洩した疑いで調査を受けているとする米メディアの報道をめぐり、中国共産党国防部は1月29日、これを否定した。分析では、中国共産党(中共)指導部は当初、張又俠に「反逆」の罪を着せ、政治的粛清の正当性を演出しようとしたが、海外で信憑性を失い、方針転換を余儀なくされたとの見方が出ている。
張又俠の失脚を受け、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは1月25日、中共内部関係者の話として、張又俠が米国に中国の核兵器計画を漏洩したほか、賄賂を受け取り、李尚福・前国防部長を昇進させた問題などに関与していたと報じた。ただ、この情報は意図的なリークではないかとして、広く疑問視されている。
時事評論員の横河氏は、中央軍事委員会副主席という地位にある人物の資産規模に言及し、過去に摘発された同職の人物はいずれも莫大な富を有していたと指摘した上で、張又俠が金銭目的で機密を売る動機は考えにくいと分析した。また、すでに最高位の一角にある立場から、さらに名誉や地位を得るために他国に与する理由はないと述べた。
関連記事
経済協力開発機構(OECD)の最新報告書によると、過去20年足らずの間に中国企業が獲得した世界市場シェアの約60%が中国共産党(中共)の国家補助金に依存していることが明らかになった。OECDは、補助金を頼りに市場シェアを拡大することはスポーツにおけるドーピングと同様だと指摘した
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
習近平9日間動静途絶える。政治局会議は未公表、北朝鮮訪問も実現せず。さらに高官人事が相次ぎ、党内情勢を巡る憶測が広がっている
「六四天安門事件」から37年を迎えるのを前に、6月3日、天安門事件追悼実行委員会が主催し東京都内で記念講演会を開いた。1989年の天安門事件で学生指導者の一人として知られるウイグル人のウアルカイシ氏は、中国の民主化への支持と天安門事件の記憶継承の重要性を訴えた。
中国共産党は6月1日、技術・データ・人材の国境をまたぐ流動を伴う対外投資への審査を強化する新規則を公表。専門家は、新規則は人・技術・資金の流出を封じることを目的としていると指摘する