1月29日の国防部定例記者会見で、外国メディア記者が関連する噂について質問したのに対し、報道官の蔣斌氏は、公式発表を基準にすべきであり、「憶測を控えるように」と述べた。この発言について、外部では事実上「張又俠が米国に機密を漏洩した」との説を否定したものとの受け止めが広がっている(新唐人テレビのスクリーンショット)

中共 張又俠の核機密漏洩関与を否定 何を意味するのか

張又俠・中央軍事委員会副主席が米国に核機密を漏洩した疑いで調査を受けているとする米メディアの報道をめぐり、中国共産党国防部は1月29日、これを否定した。分析では、中国共産党(中共)指導部は当初、張又俠に「反逆」の罪を着せ、政治的粛清の正当性を演出しようとしたが、海外で信憑性を失い、方針転換を余儀なくされたとの見方が出ている。

張又俠の失脚を受け、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは1月25日、中共内部関係者の話として、張又俠が米国に中国の核兵器計画を漏洩したほか、賄賂を受け取り、李尚福・前国防部長を昇進させた問題などに関与していたと報じた。ただ、この情報は意図的なリークではないかとして、広く疑問視されている。

時事評論員の横河氏は、中央軍事委員会副主席という地位にある人物の資産規模に言及し、過去に摘発された同職の人物はいずれも莫大な富を有していたと指摘した上で、張又俠が金銭目的で機密を売る動機は考えにくいと分析した。また、すでに最高位の一角にある立場から、さらに名誉や地位を得るために他国に与する理由はないと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は中国による新たな購買コミットメントを歓迎したが、黎智英(ジミー・ライ)氏の釈放に関しては進展がなかったと指摘した
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
米FOXニュースの著名司会者ブレット・ベイヤー氏は、中国には至る所に監視カメラが設置されており、中国共産党が国民を大規模に監視している様子は、まさにジョージ・オーウェルの名作『1984』の世界観そのものだと語った。
トランプ氏は9月の訪米を習近平に要請した
トランプ・習近平首脳会談で台湾への武器売却をめぐり習氏が「衝突」を辞さない強硬姿勢を示す一方、米国側はこれを「想定内」として受け流し、従来の政策維持を強調した。緊迫する米中関係の最前線を追う