張又侠 拘束後の4つの異常事態
各方面の情報を総合すると、張又侠拘束後、中国共産党の政局は不可解で、4つの異常事態を呈している。
通常、中国共産党(中共)政治局委員が拘束または規律審査を受けた場合、数か月は結果が出ない。例えば何衛東拘束の情報は昨年3月に流れ、間もなく何衛東が301病院で死亡したとの情報も流れた。この半年余りの間、何衛東は生死不明で、一貫して非公式情報の状態にあった。10月17日になって、第四回中央委員会全体会議の開催3日前に、国防部ウェブサイトが突如、何衛東と苗華ら9名の上将失脚という驚くべき情報を発表した。つまり何衛東は少なくとも事件発生から7カ月後に公式発表された。
しかし今回の張又侠失脚では、1月20日に内部情報が流れ、1月24日には公式発表された。しかも公式発表には「中央政治局会議が審議し可決した」との文言がなく、政治局会議を開かずに直接公式発表された形で、正常な手続き規則を完全に飛び越えた。実際には1週間後(月末)に政治局が定例会議を開く予定だったが、1週間すら待てなかった。これほど急いだことは、事態が重大で、党と国家の命運が一線にかかっており、直ちに手の内を明かし、全国的な安定維持が必要だったことを示している。
関連記事
2029年までには完全退役だとも言われているA-10攻撃機。しかしイランの戦場では大活躍。現場からは近接航空支援においてA-10に匹敵する機体は他に存在しないとの声も上がる。筆者は航空支援任務でのF-35の脆弱性を指摘している
自衛隊元中国大使館侵入事件を巡り、中国側は個別事件を外交問題へ拡大し強く非難した。その言い分は不当なものだが、その根っこには問題の政治化や二重基準など「中国共産党文化」の統治手法がある。
トランプ政権が引き起こす2026年の世界激変を、歴史学者V・D・ハンソンが鋭く分析。イランや中南米での独裁打破と、ロシア・中国への新戦略が、米国を大戦後最大の黄金時代へと導く可能性を説く衝撃の論考
中国共産党(中共)党首・習近平がトランプの訪中延期に気を揉み続けるさなか、一つの知らせがエベレストを越えてネパ […]
経済規模でカリフォルニア州やニューヨーク州など米国トップクラスの州は中国との貿易拡大を優先し、中共の影響に迎合している結果、自州だけでなく米国全体が、世界で最も強力で危険な権威主義的影響にさらされている