張又侠の失脚 中共内闘はますます激化 軍の反乱も懸念
最近、習近平が軍の反乱を防ぐため、各大軍区の幹部や家族宿舎に住む関係者に対し、厳しい行動制限を課しているとの噂が広がっている。分析では、中国共産党(中共)の内闘は今後さらに激化し、張又侠の前例を踏まえれば、将来クーデターが起きた場合、現政権にとって致命的な打撃になり得るとの見方が示されている。
中共国防部は1月24日、中央軍事委員会副主席の張又侠と、中央軍事委員会連合参謀部参謀長の劉振立について、「重大な規律・法令違反の疑い」があるとして、立件し調査を行うと突然発表した。これにより、2022年に発足した第20期中央軍事委員会の7人の指導部のうち、習近平を除けば張升民だけが残り、すでに5人が失脚したことになる。
時事評論員の藍述氏は、「張又侠は、習近平就任後に粛清された4人目の中央軍事委員会副主席だ。習近平の目には、就任後に粛清された他の720万人の中共幹部と同様、張又侠もマルクス・レーニン・毛沢東思想への回帰を進める上での障害と映っていた」と述べた。
関連記事
習近平がトップに就任して約14年、汚職対策などで792万2千人を処分した。当局は反腐敗運動の成果を強調する一方、依然として情勢は厳しいと説明。ネット上では制度そのものへの批判が相次ぐ
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘