中国共産党に逆風 成果乏しいEU首脳会議 BRICSは減速
中国の世界的な野心が揺らぐ中、欧州連合(EU)と中国の首脳会議に対する低い期待感や、中国共産党の習近平がBRICS首脳会議を欠席したことは、中共が新たな世界秩序を主導できるのかという疑念が強まっていることを浮き彫りにしている。
7月24日、EU代表団が習近平との首脳会談のため中国を訪れた際、北京首都国際空港で迎えられたのは、国家訪問にふさわしい歓迎式典ではなく、シャトルバスだった。この簡素な対応は、首脳会談の成果が乏しいものに終わることを予感させるものだった。
協議では大きな進展は見られず、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、中国に対し市場開放と産業の過剰生産問題への対応を求めた。当初2日間の予定だった首脳会談は1日に短縮され、EU代表団は予定を早めて北京を離れた。一部では、この首脳会談は失敗だったとの評価も出ている。
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
世界保健機関(WHO)のパンデミック対策の目玉として鳴り物入りで進められてきた「パンデミック協定」の最終合意が、またも合意不達のまま延期となった。この事は何を意味するのか
日本の象徴である富士山の山頂で、中国人観光客が突然、中国国旗を振りかざした。これに対してアメリカ海兵隊員と推測される人物が日本国旗を振り返した事がXで議論を読んでいる。この出来事から現代中国人の言動に大きな影響を与えている中国共産党文化の毒素が現れている
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす