(Photo by Sean Gallup/Getty Images)

今そこにある危機 沖縄をめぐる認知戦 国際社会に広がるナラティブ

沖縄をめぐる問題は、基地や歴史の個別の話題として語られがちだ。しかし近年、国際社会ではそれらを一つの「物語」として結びつけ、日本の立場を揺さぶる言説が広がっている。

沖縄をめぐる国際的な言説空間では、歴史・人権・国際法を横断するかたちで、特定の物語が反復されているという。日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏は、こうした動きを「ナラティブ(物語)を用いた認知戦および法律戦」と位置づけ、その構造を分析している。

仲村氏によれば、沖縄をめぐる問題は、個別の政策論争や歴史評価にとどまるものではない。複数の分野を接合した一つの物語を通じて、日本の沖縄統治の正当性を国際社会の認識と記録の中で相対化する試みが進められているという。

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