米海軍機密を中共に提供 元水兵に禁錮200か月の実刑判決
アメリカ海軍に所属していた中国出身の水兵、魏金超被告(25)が、中国共産党(中共)のためにスパイ活動を行ったとして、連邦裁判所から禁錮200か月の実刑判決を言い渡された。
検察によると、同被告は服役中に艦艇の位置や武器配置、大量の機密技術資料を中共の情報担当者に漏えいし、見返りとして1万2千ドルを受け取っていた。FBIは、この事件は中共によるアメリカ軍への継続的な浸透を示すものであり、アメリカの安全を脅かす行為は必ず重い代償を払うことになるとの警告だと強調した。
魏被告は2023年8月に逮捕された当時、太平洋艦隊の主要拠点であるサンディエゴ海軍基地に配備されている強襲揚陸艦「エセックス」に勤務していた。被告はアメリカのセキュリティークリアランスを有し、艦艇の武器システムや推進装置、海水淡水化装置などの機密性の高い国防情報にアクセスできる立場にあった。
関連記事
米政府が中国AIモデルの「蒸留」疑惑を調査する。技術窃取を確認すれば制裁も検討し、9月の米中AI協議でも主要な争点となる見通しだ
FRBの元上級顧問ジョン・ハロルド・ロジャースが、中共の情報関係者に機密情報を提供した問題をめぐり、連邦捜査官に虚偽の供述をしたとして禁錮38か月を言い渡した
カナダ連邦政府に勤務していた中国系の元科学者が、政府文書2千件以上を複製し、中共側の機関に渡した疑いで起訴された。CSISは過去に少なくとも3回、当局に警告していた
台湾の裁判官は、中共スパイ活動が「高価値目標」から日常情報へと拡大し、SNSを通じたネットワーク型浸透や法的グレーな手法へ進化していると警告した
米バイオ企業が中国勢の「ファストフォロワー薬」を警戒し、初期データの開示を絞る動きが広がっている。資金調達より機密保護を優先し、学会発表やVC向け説明も抑制。対中投資規制の議論も加速し、米中バイオ覇権争いが新局面を迎えている