幸福航空のパイロットや客室乗務員らが賃金未払いを訴え抗議する様子。2025年末、中国・陝西省西安市。(動画よりスクリーンショット)
2年以上にわたる給与の遅配・未払いと保険未加入

中国地方航空 100人超のパイロットらが政府前抗議

2025年年末から中国・陝西省で、幸福航空のパイロットや客室乗務員100人以上が、陝西省政府前などに連日集まり、抗議行動を行った。

長期間にわたる給料未払いと、社会保険が支払われていない問題の解決を求めている。

関係者によると、幸福航空では少なくとも2年以上、およそ1千人にのぼる一線の従業員に対し、給料が正常に支払われていない。パイロットに支給されるべき飛行時間に応じた手当も長期間未払いの状態が続き、さらに過去4年間、医療保険、年金保険、住宅積立金が法律通りに納められていなかったという。

生活を維持するため、パイロットの中には配達員や配車アプリの運転手、家庭教師として働く者もおり、海外に渡って建設や宅配などの肉体労働に就いた例もある。客室乗務員も、露店販売やライブ配信による物販で生計を立てるケースが少なくない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
中国のファーウェイ系EVで異常動作。「開く(後ろへ倒して)」と指示した座席は逆に前へ倒す動きを始め、子供を挟みかけた。父親が「止まれ!」と何度叫んでもシステムは反応せず、中国SNSで「危なすぎる」と波紋が広がっている
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。