日本の利上げ、中国共産党はなぜ焦慮しているのか?

12月、中国のインターネットチャンネルやさまざまなブロガーは、最近の日本の利上げと、世界的な資産崩壊という論調を大々的に宣伝した。しかし、株式市場は暴落せず、円も急騰することはなかった。中国が「脅迫的な」言論を煽動する背後には、金融市場に影響を与えようとする意図があると、中国メディア「財訊」の会長である謝金河氏は指摘している。

謝金河氏は、「日本は過去30年間の『デフレ時代』を正式に終わらせた。日本の企業や個人は、長期にわたるバランスシートの修復を経て、財務状況が良好になっており、今、デフレのバトンを中国に渡している」と述べ、さらに「中国の不動産バブルの調整はこれから始まる」と指摘した。

淡江大学の財務金融学科名誉教授である林蒼祥氏:

「(中国は)数年にわたる不動産問題が原因で金融資産が悪化しており、銀行システムが国民の消費を支える力は限定的になっている。物価全体がデフレ傾向にあり、一線都市(大都市)であっても下落幅は非常に深い」

▶ 続きを読む
関連記事
深刻な債務危機に陥る中国不動産大手・万科(ヴァンケ)で、元会長や総裁を含む幹部10名以上が相次いで連行・拘束。過去の年俸返還要求に続くこの「清算」の動きは、離職者も免れない異例の事態となっている
最近、中国企業による米国上場の動きが明らかに鈍化している。フィナンシャル・タイムズの報道によると、今年に入ってからニューヨークで新規株式公開(IPO)を完了した中国企業はわずか2社で、前年同期の19社から大幅に減少した
かつての「世界の工場」中国・東莞の変貌を通じ、深刻化する経済減速の実態に迫る
イランのホルムズ海峡封鎖を受け、中国共産党は「中国船は安全」と宣伝してきたが、大手海運・中遠海運(COSCO)がペルシャ湾での8隻足止めを認めた。当局の虚偽宣伝と過酷な現実の乖離を、ネット上の皮肉と共に報じる
中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡封鎖の影響で、中国のガソリン価格が過去最大級の暴騰を記録した。物流コスト増による経済への打撃とA株の大暴落が起きており、エネルギー安全保障の構造的弱点が露呈している