戦争も内乱もないのに上将が激減
習近平が作った「軍事史の奇跡」 戦争でもないのに上将が消える?
中国共産党軍で、思わず二度見してしまう出来事が起きている。北京で行われた上将の昇進式。晴れの舞台のはずが、壇上は異様に寂しかった。出席していた上将は、新しく昇進した2人を含めても、わずか6人しかいなかった。
上将とは、共産党軍の最高位で、日本で言えば大将クラスである。本来なら、ずらりと並んで記念写真を撮るはずの顔ぶれだ。ところが昨年末には約20人いた上将が、1年も経たないうちに16人も姿を消した。
皮肉なことに、多くの上将は最高指導者の習近平が自ら引き上げた人物とされる。その人事が裏目に出て、いまや軍の上層部は内部対立と疑心暗鬼に覆われている。
関連記事
張又侠副主席、劉振立参謀長が調査対象となった後、中共軍内で互いの立場を探る隠語が交わされていると退役軍官が証言。軍内では戦闘前の静けさが漂っている
「少額だから大丈夫」のはずが、気づけば抜け出せない借金地獄。中国で広がるスマホ融資の裏側には、返済不能に追い込む仕組みがあった
元上海の実業家、胡力任氏が中組部元副部長の亡命と、習近平政権による凄惨な内部粛清の実態を暴露。1000万人規模の官僚が標的となり、過去30年に遡る文革式の徹底的な整粛が進行しているという衝撃の内容
最近発覚した米海軍水兵と中国籍の人物による偽装結婚スキャンダルは、中共による米海軍基地への浸透を露呈するものであり、国家安全保障上の脅威となる可能性がある。
中国共産党国防部は24日、張又侠と劉振立の調査を発表した。拘束は自宅や執務室ではなかったとの情報も出ている。問題は、どの場面で警護が外れたのかだ。