中共が訪日旅行を6割規制 矢板明夫氏「思いつき統治は今も続く」
中国共産党はこのほど、中国各地の旅行会社に対し「訪日旅行者数を統制せよ」との指示を出し、日本へ渡航する中国人の数を従来の60%に抑えるよう命じた。産経新聞元台北支局長であり、インド太平洋戦略研究所の執行長を務める矢板明夫氏は「本当に悲しいことは、日本が経済的な打撃を受ける可能性ではなく、中国の人々がいまもなお、この『拍脳門(頭を叩いて思いつくような)統治』の影の中で暮らさざるを得ない現実である」と述べた。
矢板氏はフェイスブックへの投稿で、「中国共産党(中共)が訪日旅行者数を統制するというニュースは、笑うに笑えない話だ」と指摘した。中共当局は各地の旅行会社に対し、「訪日ビザ申請を統制せよ」と命じ、日本に行く中国人の人数を強引に「元の60%」に削減するよう求めたという。
その理由として、中共当局は以前から「日本の治安が悪化している」「日本は中国人に友好的でない」などの主張を喧伝していると矢板氏は説明している。しかし、彼は「どんな正常な社会でも、海外旅行に行くかどうかは個人の自由であり、国家が指示すべき『指標』ではない」と強調した。
関連記事
米ロサンゼルス郡工業市で4月19日、中共およびその関連組織からの脱退を支援する女性が暴漢に襲われ、頭部などを負傷。警察は容疑者を現行犯逮捕した。事件の背後には、中共の関与が疑われている
中国が最近発表した五カ年計画には、習近平が以前から強調してきた内容がほとんどそのまま盛り込まれている
国連はもはや米国の理想を反映した場ではなく、中国共産党に「乗っ取られた」機関に変質した。巨額の資金を投じながら主導権を奪われた米国の失策と、25年に及ぶ中国の巧妙な浸透工作の実態を鋭く告発する
新疆ウイグル自治区の警察官だった男性が、ドイツ滞在中に亡命し、中国当局によるウイグル人弾圧の実態について証言した。ほぼ毎週のように被拘束者が死亡し、十分な医療もなかったと明かしている
中東情勢の緊迫化と中国の石油買い占めによるエネルギー危機が迫る中、高市首相はアジアの供給網を強靭化する新枠組み「パワー・アジア」を発表した。医療物資確保など日本経済防衛の要となる施策を解説