2016年3月5日、北京の人民大会堂で行われた全国人民代表大会の開会式に出席した習近平 / AFP / GREG BAKER (Photo credit should read GREG BAKER/AFP via Getty Images)

中共の強権的政策が浮き彫り ドイツは対中デリスキングへ 台湾は高市発言で中国を批判 

台湾総統府が、高市早苗首相の「台湾有事」を巡る発言に対する中国の一連の反応を「日本への脅しは地域の安定を脅かす」と強く批判したことで、インド太平洋地域の緊張が高まっている。台湾総統府報道官の郭雅慧氏は、中国側の動きを「政治目的に基づいた複合的な威嚇」であり、「インド太平洋地域の安全保障や安定に重大な脅威をもたらしている」と述べた。

こうした緊張の高まりの背景には、中国共産党が展開する強権的な外交姿勢や、国際ルールに反した経済的威圧がある。中国の行動は、これまで経済的結びつきが深かったヨーロッパ諸国、とりわけドイツを中心とするEUの対中戦略に根本的な変化をもたらし、「デリスキング」(リスク低減)の動きを加速させている。

中国は2024年まで長年にわたりドイツの最大の貿易相手国であったが、現在、中国とEUの関係は緊張を増しており、特にドイツとの摩擦が顕著だ。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍の対イラン軍事行動「エピック・フューリー」が中東を激震させている。圧倒的な火力と斬首作戦による「戦略的麻痺」の衝撃は、台湾侵攻を伺う中共への強力な警告となった。変貌する台湾海峡シナリオの最前線を追う
中国深圳で電動バイク大量押収。通勤手段が消え、配達も止まりかけている。APEC前の規制強化の現場
中国で家畜感染病が拡大。豚肉急落し原価割れ。飼料高も重なり「売っても損、抱えても損」の状態に
中国でファーウェイ系の高級EVに不具合。手の動きで閉まるはずのドアが反応せず、動画は750万回再生後に削除。逆に不信感が広がっている
中国でスマートカーが無断で走り出す。所有者は追いかけるもドアは開かず。事故寸前の異常事態に不安の声が広がっている