2025年4月17日、アメリカ空軍の第5世代ステルス戦闘機F-35AライトニングIIがイギリスのレイクンヒースに着陸する(Dan Kitwood/Getty Images)

日本の潜水艦は隠れる場所がなくなるのか? 専門家が中共が主張するAIや量子レーダーの優位性を疑問視 

論評

中国が最近発表した量子レーダーおよび人工知能(AI)を利用した潜水艦探知技術に関する声明は、潜水艦やステルス航空機の作戦上の優位性を奪い去るものであり、台湾防衛に積極的に関与しようとする国々の考えをくじくことを目的としていることは、ほとんど疑いの余地がない。また、これらの発表は台湾の士気をくじく意図もある。

しかしながら、こうした発表の意図に疑いの余地はほとんどない一方で、その正確性については多少の疑問の余地がある。

最初の発表は、安徽省で量産が開始された4チャンネル単一光子検出器に関するものである。この部品は、アメリカのステルス航空機を可視化する量子レーダーシステムの礎として称えられている。

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