2019 年、112 歳のマリア・ブラニャス・モレラさん(提供: Manel Esteller/Maria Branyas family via Eloy Santos)

117歳の人生が私たちに教えてくれること、そして教えてくれないこと

ラボレポートの赤い数値を見るのは衝撃的なことですが、マリア・ブラニャス・モレラさんもそれを理解していました。悪玉(LDL)コレステロールは基準を超え、血中には疾患や老化に関連する遺伝的摩耗の兆候が見られました。

それでも彼女は、世界で認定された最年長女性となり、2024年8月、117歳で平和に眠るようにこの世を去りました――がん、心血管疾患、認知症を発症することなく。

『Cell Reports Medicine』に掲載された彼女の症例は、記録に残るスーパーセンテナリアン(110歳以上)の中でも最も包括的な生物学的プロフィールを示し、私たちがしばしば薬で急いで修正しようとする「ラボの数値」に対する認識に新たな視点を投げかけます。

▶ 続きを読む
関連記事
何気なく家の中を歩き回るだけでも、体は喜んでいるかもしれません。軽い活動が健康を支える理由とは。
「年を取れば衰える」は思い込みかもしれません。1万人超の追跡研究で、多くの人が認知機能や身体機能の改善を示したことが判明。健康寿命を左右する意外なカギにも注目が集まっています。
日常のほんの小さな習慣が、健康で病気のない期間を大きく伸ばす可能性があります。睡眠、運動、食事を組み合わせるだけで、寿命だけでなく健康寿命も劇的に改善できる最新研究の知見を紹介します。
心臓外科医は、超加工食品や加糖飲料、加工肉、アルコールなどをできるだけ控えるべき食品として挙げています。何を減らし、何を増やすかを見直すことが、健康寿命を守る第一歩になります。
「年を取ると役目を終える」と考えられてきた胸腺。しかし最新研究で、この小さな臓器が寿命や免疫、がん治療の効果に深く関わる可能性が見えてきました。健康寿命を左右する驚きの新常識を解説します。