工場閉鎖と給料未払いが相次ぎ、出稼ぎ労働者が続々と故郷へ
製造業の冬が早く来た 中国で「3か月早い帰郷ラッシュ」
工場閉鎖と給料未払いが相次いで、出稼ぎ労働者が続々と故郷へ 「もう働くだけ無駄」と嘆く声も。
中国の製造業不況が深刻化している。例年より3か月も早く、各地で農村出身の出稼ぎ労働者(中国語で「農民工」)が故郷に戻り始めた。
広東省や江蘇省の工場地帯では、旧正月を思わせる混雑がバスターミナルを埋め尽くしている。だが、まだ11月初旬にすぎない。それだけ現場の仕事がなくなっているということだ。
関連記事
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情
また社会報復か。中国・福州で暴走車。当局は「操作ミス」と説明するが、減速なしの逆走に市民は納得せず。
北京を取り囲む高速トンネルで爆発。凄惨な映像が拡散する一方、1週間以上が経過しても中国公式メディアは沈黙。なぜ何も報じられないのかという怒りが広がっている。
中国で感染症が急拡大。子どもを中心に重症化や死亡が相次ぎ、ICUは満床との声も。中共当局の発表と医療現場の実感には大きな隔たりがある。