中国成長率2%予測 内需に課題 IMF元チーフが警鐘
中国共産党第20期四中全会が閉幕し、今後5年間の経済計画が承認された。国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストのロゴフ氏は、中国の経済成長率が今後2%台に鈍化する可能性を指摘。内需拡大の難しさ、不動産市場の低迷、米中貿易戦争など、取り巻く課題が山積みで、中国経済の先行きには不透明感が増している。さらに同氏は、米中の経済対立の中で中国経済のほうが相対的に脆弱であると述べた。
今回の四中全会は、米中貿易戦争が一層緊迫する中で開催され、会議では今後5年間の国家発展目標に関する計画草案が承認された。草案はまだ公表されていないが、四中全会の公報では第15次五か年計画の一部内容が示されている。
公報によれば、中国は現代的な産業体系を構築し、実体経済の基盤を強化し、科学技術の自立性と実力を高め、高品質な新たな生産力を形成し、強い国内市場を構築するとともに、高水準の対外開放を推進する方針である。
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫