ヤクルトのイメージ図(Shutterstock)

ヤクルト 中国・広州の第1工場を11月閉鎖へ

ヤクルトは中国・広州の第1号工場を2025年11月に閉鎖すると発表。売上減少や事業再編の影響で、中国市場での生産体制を見直す。

日本の飲料大手ヤクルト(中国名「益力多」)が、中国・広州の工場を閉鎖することがわかった。昨年の上海工場閉鎖に続き、1年足らずで2つ目の工場が閉鎖されることになる。ヤクルトは2024年12月、上海工場の閉鎖を発表していた。

ヤクルト本社(東京)は10月20日、広州ヤクルトが事業再編を開始したと発表した。再編の一環として、広州ヤクルト有限公司の広州第一工場を閉鎖する方針であり、11月30日付で稼働を停止する予定である。閉鎖後、同工場の生産機能は順次、広州第二工場および仏山工場に移されるという。

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