2021年5月31日、ドイツ東部ドレスデンで、ドイツの半導体メーカーBoschの半導体チップを搭載した新型300ミリメートルウェーハと完成したマイクロチップが確認された。(写真:JENS SCHLUETER / AFP)(写真提供:JENS SCHLUETER/AFP via Getty Images)

中共への技術移転を懸念 中国資本の「ネクスペリア」資産を凍結

オランダ政府は最近、中国資本に買収された半導体メーカー「ネクスペリア」の資産および事業を緊急凍結し、中国側の経営幹部を解任した。今回の措置は、オランダの知的財産や、ヨーロッパの自動車産業に不可欠な半導体供給の安全を守ることを目的としている。米中間で技術覇権をめぐる競争が激化する中、専門家の間では「ヨーロッパが中国共産党(中共)に対抗する姿勢を明確に打ち出した動き」との見方が広がっている。

関係筋によると、オランダ経済省は、半導体メーカー「ネクスペリア」および世界30か所に展開する関連企業の資産、知的財産、業務を1年間にわたり全面的に凍結するとともに、中国側の取締役の張学政を職務から解任した。オランダが戦時または国家緊急時に適用する「商品の利用可能性法」を半導体企業に対して発動するのは初めてとなる。

オランダのメディアは関係者の話として、ネクスペリアが半導体の技術を中国へ移転する計画の兆候が確認され、これが国家安全保障および経済安全保障上の深刻な懸念を招いたと報じている。

▶ 続きを読む
関連記事
米イラン交渉は現地時間の日曜日からルツェルン湖畔のビュルゲンシュトック・リゾートで行われる予定である
W杯北中米3か国大会のF組第2戦が21日、メキシコのモンテレイ・スタジアムで行われた。W杯史上通算1千試合目という節目の一戦で、日本代表はチュニジア代表を4-0で破り、今大会初白星で勝ち点を4に伸ばした
ホルムズ海峡やレバノン情勢を巡り緊張が続く中、ヴァンス米副大統領が延期されていたスイスでの実務者協議へ出発。ヒズボラとイスラエル軍の激しい衝突が影を落とす中、和平覚書の履行と核問題の進展を目指す
イラン国営メディアがホルムズ海峡の閉鎖を報じ、緊張が極限まで高まる中、パキスタンとカタールの仲介により、米国とイランの実務者会議が21日、スイスで開催されることが確定した。
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か