2017年10月18日、北京で開催された中国共産党第19回大会で習近平が演説する中、軍代表団を睨みつける中国の警備員たち。Fred Dufour/AFP via Getty Images
ホテルで「強制放送」始まる

テレビをつけた瞬間「洗脳開始」 中共の官営放送が流れる日常

中国共産党政権が、国民への「思想統制」をいっそう強めている。

国家広播電視総局(放送管理当局)と公安部はこのほど、全国のホテルに対し「テレビを起動すると自動的に官営放送が流れる」設定を義務づけるよう通達を出した。表向きの理由は「宿泊客の利便性向上」だが、実際には低迷する官営メディアの視聴率を底上げし、政権の宣伝内容を国民に半強制的に刷り込む狙いがあるとみられている。

新たな指示によると、テレビをつけると自動的に中国中央電視台(CCTV)のニュースチャンネルが全画面で再生され、他の番組を見るにはリモコン操作が必要になる。当局は「広告なしで便利」と強調するが、ネット上では「まるでジョージ・オーウェルの『1984年』そのもの」「広告の方がまだマシ」と皮肉る声が相次いでいる。

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