2025年9月30日、アメリカのトランプ大統領はバージニア州で開かれた米軍高官会議で演説を行った。(Andrew Harnik/GETTY IMAGES NORTH AMERICA/Getty Images via AFP)

トランプ大統領 米軍再建と戦闘力強化を強調 高官会議で演説

トランプ米大統領はバージニア州で開催された米軍高官会議で「迅速な戦闘力の構築」と米軍再建の重要性を強調し、「戦士精神」の再興や国土防衛の優先について力強く訴えた。

9月30日、世界各地に駐留する米軍の司令官や高官らがバージニア州での会議に集結した。トランプ大統領はこの場で演説し、米軍の「戦士精神」を呼び覚まし、より強力かつ迅速な部隊を再構築する必要性を強調した。

演説の冒頭でトランプ氏は「私はこれほど静まり返った会場に入ったことがない……。もし拍手したいなら、拍手してください……」と述べ、会場は笑いに包まれ和やかな雰囲気となった。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領が海軍力強化に向けた新構想を発表した。過去最大級の「トランプ級」戦艦の建造やフリゲート艦の拡充により、米国の造船業復活を目指す
トランプ政権は「容赦なき正義作戦」を開始し、前政権下で所在不明となった不法移民児童約13万人の所在を確認した。性的捕食者の逮捕や被害児童の救出を加速し、児童搾取の撲滅に挑む
人種間の公平性を重視し、停学処分を避けて対話を促す「修復的司法」。しかし米国の学校現場では、処罰の欠如がいじめや暴力の温床となり、秩序が崩壊している。トランプ政権が是正に動く、規律政策の光と影を追う
米政府責任説明局(GAO)の報告書により、バイデン政権下の「特例入国許可(パロール)」制度で数千件の不正が判明。審査の甘さが露呈した。トランプ政権は取り締まりを強化中
トランプ大統領は、高度人材向けの新ビザ「ゴールドカード」の売上が約2,000億円に達したと発表した。100万ドルで居住権を販売し、収益を国家債務返済に充てる。高学歴層の確保と不法移民抑制を狙う