奴隷工場の内部の様子。2025年9月7日。上官正義氏の公開動画より。(スクリーンショット)
背後に潜む地方権力の影

障害者までも搾取? 共産主義中国で続く奴隷工場の闇【動画あり】

中国各地で、知的障害者や身体障害者を狙った強制労働の実態が次々と暴かれている。法治国家を標榜するはずの中国で、なぜいまだに奴隷労働が絶えないのか。しかも、過酷な重労働を強いられているのは、本来社会的に支援を受けるべき存在である障害者たちである。

似たような事件が報じられるたび、人々はその答えを考えざるを得ない。そして、「想像できるが、当たってほしくはない」最悪の黒幕の存在にも、すでに多くの人々が薄々気づいている。

9月7日、人身売買摘発に関する情報を発信するセルフメディアを有志で運営する上官正義さんが、広西チワン族自治区欽州市の奴隷工場で6人の障害者が強制労働させられている映像を公開した。

▶ 続きを読む
関連記事
米国駐武漢総領事館が年収8万元超の清掃員を募集し、中国SNSで大きな話題に。小卒以上・英語初級で応募可能な明確条件は、中国企業の低賃金・不透明求人と対照的で、外資と内資の待遇格差への不満も噴出している
中国のブロガーによれば、7月末以降に行方不明者を探す動画が全国で299本投稿され、行方不明者は各地で出ているという。主な対象は10代や20代から30代前半の若者で、大半が男性だという。
日系企業に「ありがとう」と感謝を伝え、補償金額を語っただけで動画が削除された。理由は「ぜいたく自慢」。中国では、報われた話そのものが許されないのか。
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情