理由なき沈黙に広がる波紋
中国人気ブロガー「藍戦非」突然の制限 理由示されず
フォロワー約2500万人を抱える中国の人気ブロガー「藍戦非(らん・せんひ)」のアカウントが、抖音(中国版TikTok)や小紅書(中国版インスタグラム)、Bilibili(中国版ニコニコ動画)で相次いで制限を受けた。新規フォローが禁止され、9月中旬から更新も止まったまま。プラットフォーム側は理由を明かしていない。
藍戦非は生活や社会をテーマにした動画で急速に人気を得たが、今年夏に「本気で商業化すれば年収は9桁(約200億円規模)」と発言し、富の誇示だと批判を浴びていた。ネット関係者は「巨大なフォロワー数を持つ配信者は常に監視対象で、いつ規制されてもおかしくない」と話す。
当局は最近「清朗(せいろう)キャンペーン」と呼ぶネット統制策を強化しており、配信者の発言やファン同士の熱狂的な動きを「社会に悪影響」とみなして規制している。藍戦非の突然の沈黙も、その一環と受け止められている。
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