(Shutterstock)

見逃すな! 手に現れる肺がんの警告

肺がんは最もよく見られるがんの一つであり、多くの国で主要な死因となっています。肺がんは喫煙と関係がありますが、非喫煙者でも発症する可能性があります。よく知られている咳などの初期症状に加えて、手指の変化にも注目することで、重要なサインを見逃さないようにすることができます。

「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、爪は健康状態の大切な指標になります。爪の色、形、質感の変化で、潜在的な健康異常の兆候があらわれることがあります。

アメリカ・ニューヨーク州で勤務する肺科および集中治療専門医のダヴード・ジョハリ医師は、特定の手指の変化が肺がんのサインとなる可能性があると指摘しています。それが「ばち状指」です。肺がん患者の約5%から15%にこのばち状指が現れることがあります。

▶ 続きを読む
関連記事
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
1日5,000歩から、13種類のがんリスクが下がり始める──8万人超を追跡した最新研究が示す“歩くこと”の力。速さより歩数、日常に取り入れやすい予防法とは?
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。
ごく小さな「げっぷ」や胸の違和感――それが命に関わるサインかもしれません。見逃されがちな消化器がんの初期症状、早期発見の重要性、最新治療まで、知らないと危ないポイントを丁寧に解説します。