信頼を削る節約戦略
中国経済の低迷で航空会社が苦境 サービス縮小に不満噴出
中国経済の停滞が長期化する中、航空各社は生き残りをかけてサービスの見直しを進めている。国有大手3社は依然として赤字を計上する一方、民間の春秋航空は、徹底した低コスト戦略により黒字を確保している。
春秋航空は、預け荷物や機内食、毛布、飲料水などを有料とする「エア・ローコスト・キャリア(LCC)」モデルを採用し、運航コストの削減を実現している。これにより、運賃を大幅に抑え、価格重視の顧客層をターゲットにしている。
しかし、この徹底したコスト削減が、乗客の不満を招くこともある。特に、機内温度が意図的に低く設定され、毛布の購入を促すのではないかとの疑念がSNS上で広まり、話題となった。会社側はこれを否定しているが、座席や荷物サービスの有料化に加え、頻繁に流れる機内販売のアナウンスに落ち着かないとの声もあり、低価格の裏側にある不便さや苦情は絶えない。
関連記事
冗談を言うのも、笑うのも怖い。人気芸人の替え歌が「政治への皮肉」と通報された中国。いまネットで懸念されているのは、芸人の処分以上に怖い「通報が当たり前になる社会」だ
明日は店を休みたい。前日から申請したのに、当日になっても「許可」が下りない。さて、どうする?中国の店主がとった苦肉の策は
「ちょっと読んで」が危ない。中国で、声と顔をAI詐欺に悪用する新手口が話題に。何が起きているのか
コロナ禍では「英雄」とたたえられた。それが今、「あの時の手当を返せ」。中国で公務員や教師らに過去のボーナス返還を要求。最前線で働いた防疫要員の手当まで対象
「私たちの代で終わりです」。上海封鎖で時代を刻んだ一言。その背景にある「軟肋」とは何か。子供や家族が「弱み」にされる現代中国を読み解く