「中国のグレート・ファイアウォールを壊せ」運動 投獄された発起人と支援者たち
検閲に挑み投獄された著名ブロガー阮曉寰氏 「やせ細り歯も抜け落ちた」姿で4年ぶりに妻と面会
「ファイアウォール」が崩れた日こそ、中国人が夢から醒める瞬間である。その時、中国共産党の情報独裁体制はもはや存続できまい──この言葉は、世界各地の抗議集会で華人が繰り返し口にしてきた。
中国全土を覆う巨大なネット検閲システム「グレート・ファイアウォール」。中国共産党(中共)はこの壁を築き、GoogleやX(旧ツイッター)、Facebookなど外の世界への窓を閉ざしてきた。情報封鎖の目的はただ一つ、国民に真実を知られないようにするためである。
「中国のファイアウォールを壊せ(拆牆運動、#BanGFW)運動」の発起人で元RFA記者の喬鑫鑫(きょう・きんきん)氏は、ラオス滞在中に中国当局に越境逮捕され、いまも投獄されている。さらにネット検閲を回避する方法を広めてきた著名ブロガー「編程随想」阮曉寰(げん・ぎょうかん)氏も2021年に拘束され、秘密裁判で懲役7年を言い渡された。
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