中国共産党(中共)の9月3日の軍事パレードが近づく中、現在北京では緊張が高まり、周囲の状況が不安定になっている。(GettyImages)

中共の大規模軍事パレード目前 総指揮者が未定 3つの対策案で突発事態に対応か

中国共産党(中共)の9月3日の軍事パレードが近づいているが、現在に至るまで総指揮者が誰なのかは明らかにされていない。現在、北京では緊張が高まり、周囲の状況が不安定になっている。中共内部の激しい権力闘争と、中共党首の健康問題が重なり、北京ではすでに三つの緊急対策が用意されているとの情報がある。

慣例では、軍事パレードの総指揮は中部戦区の司令官が務めることが多いが、今年はその人選がいまだ決まっていない。公開された情報によれば、現在中部戦区の司令官は空席となっている。分析によると、これは中共の軍上層部で粛清が相次いでいることや、人事の頻繁な異動が影響している可能性がある。

著名な軍事ブロガー・周子定氏は次のように語っている。

「中共は非常に集権的な体制であり、多くの情報が非常に不透明だ。そのため、実際に何が起きているのか私たちも分からない。もちろん、背後では現状が反映されており、中共の軍高層部に対する粛清が非常に大規模に行われており、各軍種の司令官や各戦区の司令官も最近次々と失脚した。したがって、軍事パレードの総指揮者に関する発表がないことはその影響があるのかもしれない」

▶ 続きを読む
関連記事
中共元首相の温家宝が今週、中国科学院地理科学・資源研究所を視察した。この動きは異例ともいえるほど大きく扱われた。時事評論家の唐靖遠氏は、これは温家宝の軟禁説を打ち消すためだけではなく、習近平に張り合う可能性があると指摘
2025年の中国共産党内での汚職摘発総額が1兆元超に達したことが内部関係者の証言で明らかに。現職・退職幹部の隠し資産や海外預金も露見し、権力と資金が制度的に結びつく構造が浮き彫りになった
中共が隠蔽し続ける歴史の真実。1948年、内戦の最中に中国史上唯一の正真正銘の民主選挙が行われていた
北京市が無人機管理規定を可決し、飛行・販売・保管まで厳格に統制する体制を導入する。背景には海外でのドローン攻撃拡大があり、高官暗殺などへの利用を警戒。民生利用への影響や市場の大企業集中も懸念される。
トランプ米大統領は5月に中国を訪問し、習近平と会談する計画だ。最近、トランプ氏が公の場で習近平を「称賛」したことが注目を集めている。これについて矢板明夫氏は、これはトランプ氏の一貫した交渉手法であり、対中政策の大きな方向性は変わらないと述べた。