暴走車が人々を繰り返し轢いた江西省景徳鎮の現場、2025年8月25日。 (ネット動画よりスクリーンショット)
磁器の都で流血の夜 隠される真相と広がる不信

中国・磁器の都でBMW暴走 「罠にかけられた報復」? 2人死亡【動画あり】

「磁器の都」として知られる江西省景徳鎮(けいとくちん)で8月25日夜、ドイツの高級車 BMWによる惨事が発生した。市民をはね倒し、さらに執拗に轢き続ける光景は、現場を恐怖の渦に陥れた。

SNSに拡散した映像には、事件の一部始終が映っていた。深夜の街頭、BMWは人々に突進して二人を倒し、止まらぬままUターンして横たわる人を狙うように再び轢いた。十数メートルにわたり引きずられた市民もいる。付近の人々が必死に負傷者を路肩に運んだが、車は戻ってきて執拗に轢き直した。

現地公安は26日、この事件を「故意傷害の刑事案件」と発表。死者は2人、もう1人は命に別状はないと説明した。容疑者の李(40歳男性)は拘束され、動機は「感情のもつれ」とされた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。