建設中に崩落した尖扎黄河特大橋。(映像よりスクリーンショット)
冷酷な発表に国民の反発を招いた

施工を担った国営大手「業績に影響なし」が火に油 中国・黄河大橋崩落で12人以上死亡【動画あり】

8月22日未明、青海省で建設中だった川青鉄道の「尖扎(せんさつ)黄河特大橋」が完成目前に突如崩落した。12人が死亡、4人が行方不明となる大惨事の直後、施工を担った国有大手・中国鉄道集団(中鉄集団)が発したのは「業績に重大な影響はない」という冷酷な一文。人命より利益を優先する姿勢に、中国国民の怒りが爆発している。

崩落の直接原因は、橋を支えるワイヤーロープと本体を結ぶビームアンカーの切断とされる。浙江工業大学土木工学教授・彭衛兵氏と、米国の橋梁設計専門家・竹学葉氏はいずれも「ロープの材質不良か施工の不備が主因」と一致して指摘。

さらに工期遅れを取り戻すため、夜間を含む突貫作業が続いていたことも判明しており、無理な施工と安全管理の甘さが事故を招いたとの見方が強まっている。粗悪な資材、手抜き施工、強引な日程。いずれも人命を軽視した結果であり、崩壊は“必然”だったと感じざるを得ない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の「情報の壁」を壊し、世界の真相を届けようとした活動家・喬鑫鑫氏が、中国の獄中で拷問を受けていると支援団体が訴えている
中国の著名経済学者・高善文氏が死去。GDP統計に疑問を呈した後、習近平指示で調査対象となったと米紙が報道。発言機会の制限や講演中止が続き、晩年は公の場から遠ざかっていた
中国で袋いっぱいのヘビを野外に放つ動画が拡散した。「成都の公園で放たれた」との情報も広がり、住民に不安が広がっている
洪水対策の裏で何が起きていたのか。中国でダムや治水事業を担うトップ級幹部が半年で10人以上失脚。巨額予算が動く「ダム利権」
「100%生搾り」のはずが、実際は濃縮果汁を水で薄めたものだった