中毒前の姿(左)と、中毒後の姿(右)の朱令。(ネット公開写真)
犯人はいまだ裁かれず 裏に江沢民の「庇護」

未来を奪われた才女・朱令 中国・清華大「タリウム中毒事件」30年の闇

中国最高峰の理工系大学・清華大学で1994年に発生した「タリウム中毒事件」の被害者、朱令(しゅれい、享年50)さんの遺骨が8月12日、北京市の公共墓地に納められた。両親は「愛娘は眠ったが、無念は晴れていない。私たちは犯人を追い続ける」と誓いを新たにした。

朱令さんは清華大学化学専攻の才女として将来を嘱望されていたが、在学中に故意に毒を盛られた。一夜にして健康も才能も未来も奪われ、脳に深刻な損傷を負い、下肢は麻痺、視力もほとんど失い、知能は6歳程度に退行。以後30年近く寝たきりで過ごし、2023年に死去した。

 

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