上海のピアノ教師が語る 「生徒激減と値切りの時代」
中国「ピアノブーム」終焉 富裕層すら学費を値切る時代に
中国経済の低迷は、かつて中産階級のステータスとされたピアノ教育にまで影響を及ぼしている。
上海の若手ピアノ教師は、「生徒が急激に減少し、教室も縮小を余儀なくされている」と苦しい現状を語る。北京の教室でも生徒数はピーク時の半分以下に落ち込み、親たちは先払いを避けるなど、習い事を続ける余裕を失っているという。
2010年代の中国は、世界最大のピアノ市場だった。英誌『エコノミスト』によると、ピーク時には4千万人以上の子どもがピアノを習い、世界全体の約8割を占めていた。年間販売台数は40万台を突破したのに対し、同時期のアメリカはわずか3万台にとどまった。教師や教室は活況を呈し、業界全体で巨額の利益が上がっていた。
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