資料写真、台湾の頼清徳・総統。(宋碧龍/大紀元)

台湾史上最大の国会議員リコール投票 第一波はすべて不成立 頼総統「民意を尊重」

台湾史上最大規模となる立法委員(国会議員)リコールの第一波投票は、すべて不成立に終わった。中華民国総統の頼清徳氏は、7月26日の投開票当日にFacebookへ投稿し、すべての人が投票結果を尊重し、受け入れなければならないと述べた。

頼総統は、「社会にはさまざまな立場が存在していても、台湾の人々は引き続き合憲かつ合法的な方法で意見を表明し、決定を下すことができる。これこそが、民主的な台湾における最も貴重な点だ」と語った。

また、「選挙にもリコールにも結果が出るが、台湾の民主主義は、市民の繰り返しの参加によって、ますます柔軟かつ強固なものになっていくのだ」と強調した。台湾はさらに、「台湾は憲政制度を用いて内部の対立を解決する能力があり、競争ののちには民主精神によって団結することができる国である」ことを、世界に向けて証明しているとも述べた。

頼総統は最後に、「与野党を問わずすべての政党、そして社会のあらゆる立場の人々が区別なく、私たちの民主的で自由な憲政体制を守り続け、国家を共に守ることを願っている」と呼びかけた。

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