「正義を訴えた者こそ潰される」──中国の現実を生きる
声を上げた代償は「人生そのもの」 中国女性の12年闘争が突きつける国家の本質
「中共の公安・検察・裁判所というのは、庶民のために問題を解決する機関ではない。逆に、問題を訴えた者を潰すための組織だ」――高新娟。
土地や家を奪われ、暴力に晒され、人格までも「精神病」に仕立てられる──。江蘇省江陰市の女性・高新娟(こう・しんけん)さんは、政府による土地収用と医療事故への補償を求めて12年以上にわたり訴え続けてきた。しかし待っていたのは、正義ではなく監視、暴力、そして徹底的な社会的排除だった。
2013年、高さんの村は市の再開発計画により、強制立ち退きの対象となった。高さんの自宅は、本来500平方メートル以上あったにもかかわらず、350平方メートルと過少に査定された。村民たちがこうした過少査定に反発すると、待っていたのは容赦ない暴力と報復措置だった。村は封鎖され、停電・断水が常態化。圧力をかける村委員会は「サインしなければ子どもを殺す」と脅すまでに至り、その苛烈さは限界を超えていた。
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