心血管保護効果で知られるシナモンは、中医学で生薬として頻繁に使用されています。(Fantiki photo/Shutterstock)
冷えに効く香り

シナモン:温め、癒し、活力を与える古代のスパイス

多くの人はシナモンを、心地よく温かみのあるスパイス—ラテやオートミールに振りかけるもの—として知っています。しかし、中医学では、シナモンは何世紀にもわたり、食品の風味付け以上の強力な癒しハーブとして尊ばれてきました。温める特性と循環やエネルギーを高める能力を持ち、心臓の健康、消化、代謝、活力のサポートに重要な役割を果たします。

手足の冷え、消化の停滞、血糖値の変動に悩んでいる場合、この長い歴史を持つスパイスはあなたが考える以上の効果をもたらすかもしれません。

 

中医学では、シナモンはその温める性質と甘く刺激的な風味で高く評価されています。腎臓、脾臓、心臓、肝臓に関連するいくつかの主要な経絡(エネルギーの経路)を刺激すると信じられています。

▶ 続きを読む
関連記事
身近な卵が、実は脳や筋肉、目の健康まで支える完全栄養食だと知っていますか?最新研究と実用的なコツから、卵の本当の力と毎日の取り入れ方を分かりやすく紹介します。
高タンパクと書かれたクッキーや飲料が増えています。でも「プロテイン入り=健康」とは限らない可能性も。必要量は人によって違い、まずは何から摂っているかが大事──流行との距離感を考えます。
古くから「神聖な薬草」と呼ばれてきたホーリーバジル。ストレス緩和から美容、生活習慣ケアまで、最新研究が明かす九つの実力をわかりやすく解説。毎日の健康習慣に役立つ一記事です。
世界の健康食物ランキングで、アーモンドが首位に。さらにラード(豚の脂)もトップ10入りし、健康常識の見直しを促す結果となった
現代科学と中医学の知恵をつなぎ、ポリフェノールが炎症や老化にどう働くのかをわかりやすく解説。お茶や果物が「巡り」を整える理由が腑に落ちる一読の価値ある内容です。