縁起モノが人生を決める?
紫の下着に緑のチャイナドレス 中国の大学統一入試試験がスタート 験担ぎグッズが今年も大盛況
6月7日、中国で全国統一大学入試「高考(ガオカオ)」がスタートし、1335万人の受験生が、未来を賭けて試験に臨んだ。中国ではこの試験が“人生の分岐点”とされるだけに、毎年、親たちの験担ぎにも熱が入る。
試験会場の外には、今年もチャイナドレス姿の母親たちが姿を見せた。この風習は「旗開得勝(=またたく間に勝利を得る)」という縁起の良い言葉にかけたもので、特に緑のチャイナドレスは「一路緑燈(=道中すべて青信号)」とされ人気だ。
さらに今年は、「紫腚行(紫のお尻は成功する)」という語呂合わせのおかげで「紫色の下着(パンツ)」がECサイトで爆売れし、話題になった。
関連記事
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情
また社会報復か。中国・福州で暴走車。当局は「操作ミス」と説明するが、減速なしの逆走に市民は納得せず。
北京を取り囲む高速トンネルで爆発。凄惨な映像が拡散する一方、1週間以上が経過しても中国公式メディアは沈黙。なぜ何も報じられないのかという怒りが広がっている。
中国で感染症が急拡大。子どもを中心に重症化や死亡が相次ぎ、ICUは満床との声も。中共当局の発表と医療現場の実感には大きな隔たりがある。