ニミッツ級航空母艦。(米第七艦隊のツイッター)

米空母「ニミッツ」南シナ海展開と中共空母「遼寧」の第二列島線突破

米海軍の航空母艦「ニミッツ」は、南シナ海で作戦行動を展開し、中国共産党(中共)海軍も活動圏を太平洋へ広げ、空母「遼寧」が初めて第二島嶼線を越えて航行した。米中双方の空母が、同時期に西太平洋に展開する状況となり、地域の安全保障環境が一段と緊張を深めた。

米第七艦隊は、米海軍最大規模の前方展開部隊であり、50隻を超える艦艇と150機以上の航空機を擁して、西太平洋およびインド洋で強力な軍事力を展開する。艦隊は同盟国やパートナー諸国と連携し、強固な戦闘態勢を保持すると主張した。

3月下旬に「ニミッツ」空母打撃群は、定期展開任務を開始し、西太平洋へ進出し、マラッカ海峡を短期間通過した後、5月下旬に、再び南シナ海に展開した。南シナ海では、中共と周辺国が領有権を主張しており、この地域における米空母の展開は、中共海軍が同時に2隻の空母を配備している情勢の中で行われた。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉防衛相は普天間飛行場の返還条件を巡る一部報道を否定。「長い滑走路の確保」は2013年からの既定合意であり、日米間に認識の齟齬はないと強調。辺野古移設への揺るがぬ方針を語った
2月に米国務省で「日米拡大抑止協議(EDD)」が開催。日米同盟の抑止力強化や米国の核を含む防衛コミットメントの再確認、中露・北朝鮮に対する両国の連携について議論と机上演習を行った
住友商事社員が偽造証を用い、米軍横須賀基地や厚木基地へ不法侵入したとして逮捕。男はイラク駐在員で「米軍への憧れ」を供述しているが、警察は偽造ルートや侵入を繰り返した真の意図を詳しく調べている
米イラン関係が急速に悪化する中、トランプ大統領はイランへの限定的な軍事攻撃を示唆。米国は最新鋭輸送機を配備するなど軍事的圧力を強める一方、イラン側は交渉継続の姿勢を見せており、緊張は最高潮に
2月16日と18日、日米共同訓練が日本海および東シナ海で実施された。空自のF-2・F-15と米軍B-52戦略爆撃機が参加し、強固な同盟関係を誇示した