米通商代表部 貿易交渉の締切迫る 各国に「最終案」の提出求める
ホワイトハウスのレビット報道官は6月3日の記者会見で、米通商代表部(USTR)が各国に「友好的なリマインダー」を送付し、貿易交渉の締切が迫っていることを通知したと発表した。これはトランプ政権が導入した一律10%の基本関税の猶予期間が7月初旬に終了するのを前に、合意形成を急ぐ動きとみられる。
ロイターによると、アメリカは貿易交渉中の各国に対し、6月4日までに「最良の提案(best offer)」を提示するよう要求しており、交渉の加速を図っている。草案に基づくと、アメリカは非関税障壁の是正策の提示や、アメリカ製の工業製品・農産品の購入約束を求めている。
さらに、デジタル貿易と経済安全保障に関する合意も交渉の焦点となっている。
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