安倍元首相銃撃事件 奈良地裁 10月下旬初公判か
2022年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を巡り、殺人罪および銃砲刀剣類所持等取締法違反(銃刀法違反)などの罪で起訴された山上徹也被告(44)の第7回公判前整理手続きが、5月27日に奈良地方裁判所で非公開で行われた。被告本人も出席し、約1時間にわたり証拠や争点の整理が行われた。
奈良地裁は、初公判を2025年10月28日に開始する案を検察側・弁護側に提示しており、現在は審理日程の調整が主要な争点の一つとなっている。裁判所関係者によると事件の社会的影響の大きさや証拠の複雑性により、合意形成には時間を要しているという。
事件は2022年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで発生。参議院選挙の応援演説中だった安倍元首相が、山上被告により手製の銃で銃撃され死亡した。被告はその場で現行犯逮捕され、2023年1月に殺人罪および銃刀法違反などの罪で起訴された。
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている