興業銀行の資料写真。(Smile Yuki/維基百科)
「うちに2億円預ければお子さまは名門企業へ」──庶民に届かぬ銀行発「エリート枠」

中国大手銀行が斡旋する就活特権

「うちに2億円預ければ、お子さまを名門企業のインターンに推薦します……」中国の大手銀行・興業銀行が打ち出したこのあまりにも露骨な“インターン特典”が、今ネット上で猛批判にさらされた。

同行の「2025精英インターン計画」によれば、新規で1千万元(約2億円)以上の預金、あるいは既存顧客で500万元(約1億円)以上を追加で預け入れた顧客の子どもに対し、海外の名門企業でのインターンシップが「優先的に」提供されるという。対象となる企業にはGoogle、マイクロソフト、JPモルガン、中金資本、バイトダンスなどの名が挙がっている。なお、インターン期間中の資金移動は禁止されている。

同行の複数の行員の証言によれば、同計画の募集はすでに終了しており、枠はわずか40人に限定されていた。

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