ジェイミソン・グリア米通商代表部代表(左)とスコット・ベッセント米財務長官(右)が、2025年5月12日にジュネーブで記者会見を行った。Fabrice Coffrini/AFP via Getty Images

米中 90日間の関税引き下げで合意 

5月12日、トランプ政権は中国共産党政府と、90日間の関税引き下げに合意したと発表した。合意はスイス・ジュネーブで行われた米中高官協議の場で成立し、両国は互いの輸入品に課していた高関税を大幅に緩和する方針を確認した。

ベッセント米財務長官は協議後、記者団に対し、両国は合意に達し、相互の税率を115%引き下げると語った。

具体的には、米国は中国製品に対する関税を145%から30%に引き下げ、中国も米国製品への関税を125%から10%に引き下げる。措置は5月14日から90日間適用される。

▶ 続きを読む
関連記事
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
トランプ米大統領と習近平が会談し、米中は貿易をめぐる「休戦」を2か月延長した。一方、台湾、AI、レアアースなどをめぐる立場の隔たりは埋まらず、協議は持ち越された
トランプ大統領が習近平を招いたホワイトハウス晩餐会に、米IT大手の首脳は集結した一方、中国企業トップはほぼ姿を見せなかった。対中規制、投資対話の停滞、中国当局の出国管理強化などが背景にあると専門家は分析する
ワシントンで予定される米中首脳会談で、トランプ大統領が習近平を空港で出迎える異例の儀礼が報じられた。具体的合意より演出が焦点となる一方、台湾やAIなどの対立は残る
トランプ・習会談を控え、米中が貿易委員会とAI対話の稼働で合意。国家安全保障に関わるAIインシデントの通報メカニズムや、非敏感な消費財の貿易継続に向けた協議が進められている