ネット告発する警官、裁判官、河南省の元県長の妻。(スクリーンショット)
まさに「奇観」――。

警察も裁判官も「ネット告発」に頼る時代=中国

中国社会では、受けた不公平や理不尽さを訴える場がもはや存在しない。

 

絶望した市民ばかりだけではない。警察も裁判官も、ネットという最後の手段にすがるが、その声が当局の敏感神経に触れるものであれば直ちに封じ込められてしまう。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済悪化の中、若者たちは失業や収入減、生活苦に直面している。駅で野宿する人も多く、就職も困難。中国共産党発表とは対照的に、現場の実態はより深刻だと語られる
中共政府の注意喚起後も日本行きフライトは満席が続き、多くの中国人旅行者が通常通り渡航している​
中国の第3四半期直接投資は前期比51%減。多国籍企業の撤退が加速し、経済の先行き不透明感が深刻化している。
現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。
四中全会を前後し、軍の張又侠派と習近平が台湾方針を巡り激しく対立。大規模粛清が続き、両派の対抗が深まり、軍内権力図も変化している。