ヘグゼス米国防長官は、2025年4月9日、パナマ市でパナマと米国南方軍が共催する中米安全保障会議で演説( FRANCO BRANA/AFP via Getty Images)

パナマ運河で米軍の優先無料通行 中共の影響力拡大をけん制

ヘグセス米国防長官は9日、パナマのムリーノ大統領と会談し、両国が安全保障協力に関する覚書に署名したと発表した。これにより、米軍艦および支援船舶は、パナマ運河を「優先かつ無料」で通行できる権利を得ることとなる。

アメリカ国防長官による中米訪問は数十年ぶりで、今回の合意は、トランプ政権が掲げる対中戦略の一環として注目されている。トランプ氏は、かねてより「パナマ運河は中国共産党(中共)の影響下にある」とし、「中国の影響力から運河を取り戻す」と繰り返し訴えていた。

ヘグセス氏は記者会見で、「この取り決めは、アメリカとパナマの艦船が優先的かつ無料で運河を通行できるようにするものだ。パナマの憲法や中立条約を尊重しつつ、運河庁と協力して進めていく」と説明。「緊急時の対応にも不可欠であり、パナマ政府の協力に感謝する」と述べた。

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