2022年9月27日、東京都渋谷区にある統一教会として知られる世界平和統一家庭連合の東京本部(Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

旧統一教会 東京地裁の解散命令決定に抗告

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は4月7日、東京地方裁判所が3月25日に下した宗教法人の解散命令決定を不服として、正式に抗告したと発表した。

教団は、法人として刑事事件を起こしたことはなく、民事事件において不法行為が認定されたケースも2件にとどまると主張。2022年に岸田文雄首相(当時)が「民法上の不法行為も宗教法人法上の解散事由に該当する」との見解を示したことについても、「家庭連合を標的にした国家による宗教弾圧」であり、「憲法に違反する」と批判した。

また安倍晋三元首相の銃撃事件前(2020年・2021年)に全国の消費生活センターに寄せられた教団に関する相談件数は少数にとどまり、文部科学省が解散理由の一部として提出した民事裁判での敗訴判決も、いずれも11年以上前の献金などに関する事例であり、原告らが伝道された時期は平均して約32年前であると弁明している。

▶ 続きを読む
関連記事
元日本駐北京大使の垂秀夫氏は、昨年、月刊誌『文藝春秋』のインタビューで、2021年の中国旧正月期間中、大使館近 […]
胃がん治療の最前線「精密医療」を徹底解説。最新のバイオマーカー活用法や、新たな指標FGFR2bの臨床応用などを詳しく紹介する電子書籍が公開。個別化治療のトレンドを把握し、最適な治療選択に役立ててほしい
2025年12月、世界人権週間の前後に映画「長春」が日本各地で上映され、観客の大きな反響を呼んだ。2002年の長春テレビ放送割り込み事件を基に、法輪功への迫害の実態を描いた本作には脚本担当の郭競雄氏も来場し、鑑賞後の会場では衝撃や共感の声が広がった
藤田医科大学(愛知県豊明市)などが設立した「一般社団法人 中部日本臓器提供支援協会」が、心臓や肺などの臓器移植をあっせんするための「ドナー関連業務実施法人」として、厚生労働省に業務許可を申請したことがわかった
日本の経済評論家・渡邊哲也氏は次のように述べた。 「中国の思惑とは違う方向に動いている、というのが今の日本の状 […]