近年、企業間の決済はインターネットバンキングや債権の記録や送金をネットワーク上で行う電子債権記録制度などのデジタル手段にシフトしている(shutterstock)

手形・小切手決済システム 2027年運用終了へ

日本国内の手形・小切手決済システムの運用について、全国銀行協会は決済システムの運用を2027年に終了する方針を固めた。大手銀行なども順次手形などの発行を取りやめる予定で、手形や小切手の物理的な決済は段階的に廃止される見通しだ。

手形・小切手の決済システムは、企業間の取引や融資などで利用されてきた伝統的な支払い手段だ。これらの決済は「東京手形交換所」と「地方手形交換所」を通じて行われてきたが、2022年11月「電子交換所」が導入され、現在、全国銀行資金決済ネットワークが運営している。

政府の方針では、企業間の決済手段として利用されてきた手形と小切手は、2026年度末までに全面的な電子化を目指し、全国銀行協会の目標は2027年3月末までに電子交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにする。全国銀行協会(全銀協)は、手形や小切手の決済システム「電子交換所」の運用を2027年4月で終える方針を固めた。

▶ 続きを読む
関連記事
世界の政治家たちは、すべての先進国で天文学的な水準に達している債務を意に介していない。しかし、債券市場が発しているシグナルに、もっと注意を払うべきである。市場のトレーダーは、歳出、経済成長、債務、インフレの見通しを見ている。その数字は、もはやつじつまが合わない。
片山財務大臣は、2026年9月に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議の成果について、高市首相への報告後の記者会見で説明した。この中で片山氏は、高市政権が推進する経済政策「タカイチノミクス」について、「リフレ政策と高市政権の経済政策は同じではない」と述べた。
20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、2日間の日程を終えて閉幕した。成果文書は共同声明ではなく、議長総括として公表された。重要鉱物やサプライチェーン、途上国の債務再編に関する記述について、中国が賛成しなかったことが文書に明記された。
日中間の地政学的緊張が高まり、経済構造も変化する中、日本はインドへの投資を拡大している。一方、日本の対中投資は大幅に減少している。
2027年度予算の概算要求は143兆円前後となり、4年連続で過去最大を更新する見通し。上限のないAI・半導体投資枠、36兆円超の国債費、過去最大の防衛費が総額を押し上げた