地下鉄サリン事件から30年 オウム真理教への若者の入信が後を絶たず 未だ続く公安監視
1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件から30年。事件を引き起こしたオウム真理教の後継団体に対する公安当局の厳しい監視が続いている。
法務省公安調査庁の最新資料(2025年2月21日更新)によると、現在も国内に約1600人の信者数が所属し、15都道府県に30施設を展開しており、事件後に生まれた世代の中にはテロ事件の発生など知らず、巧みな勧誘に誘われ入信するケースも後を立たないという。
オウム真理教は麻原彰晃(本名・松本智津夫)が1984年に設立した宗教団体だ。1995年の地下鉄サリン事件では13人が死亡、6300人以上が負傷する戦後最悪の化学テロ事件を引き起こした。2025年現在、組織は「アレフ」「山田らの集団」「ひかりの輪」の3派閥に分かれて活動を継続している。
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている