野村証券新橋支店、参考写真(Photo by TORU YAMANAKA/AFP via Getty Images)

野村HD 脱炭素の国際枠組み撤退 独自の戦略へ転換

野村證券などを傘下に持つ野村ホールディングスは3月12日、国連主導の脱炭素金融枠組み「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」からの離脱を決定し、同団体に通知した。

これは、3月4日にNZBAから脱退した三井住友フィナンシャルグループ(FG)に続く動きである。昨年11月のアメリカ大統領選後には、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーの米大手6銀行も相次いで離脱している。

野村の脱退理由としては、ESG(環境・社会・ガバナンス)への批判の高まりや、独占禁止法違反などの法的リスクへの懸念が背景にあるとされる。特に米市場でのビジネスリスクを軽減する狙いが強い。また、証券業務が中心の野村にとって、NZBAが求める具体的な脱炭素目標の設定が難しく、各地域の政策に応じた柔軟な事業展開を優先する方針から、国際枠組みへの参加意義が薄れたと判断した。一方で、2050年までに主な投融資先の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標は維持する意向を示している。

▶ 続きを読む
関連記事
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求の即時抗告審において、東京高裁が来月3月4日に決定を出す方針を固めたことが判明した
安倍晋三元首相が暗殺された事件で、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役を言い渡された山上徹也被告(45)側が、判決を不服としてあす4日、大阪高裁に控訴する方針であることが分かった
3日、高市総理は大雪に関する関係閣僚会議を開催。続く降雪と週末の予測を踏まえ、先手先手の被害防止策と選挙の管理執行を指示。国民へ除雪作業中の安全確保を強く呼びかけた
高市政権による対中強硬姿勢と日中関係の緊張を背景に、日本のスーパーでWeChat PayやAlipayの導入廃止が相次いでいる
中国で軍上層部の更迭など政治的動乱が起きるたび、X(旧Twitter)の検索結果が大量のアダルト広告等で埋め尽くされる現象が発生。情報遮断を目的とした大規模なスパム工作の現状を報じる