「両会」の一つ、全国人民代表大会の閉幕式、2025年3月11日、北京。(Kevin Frayer/Getty Images)

中国「両会」史上最短で閉幕 専門家は「政治ショー」と批判

中国の首都・北京で開催された重要会議(全国政治協商会議と全国人民代表大会)、いわゆる「両会」は、それぞれ10日と11日に閉幕した。

今年の開催期間は史上最短の8日間となり、例年に比べ異例の短さが際立った。

毎年3月に開かれる「両会」は、その年の成長戦略を議論する場とされており、中国共産党は、このような重要会議を通じて「全過程の民主」を誇示しようとしている。「全過程の民主」とは、中国共産党の指導下で意思決定に国民が関与するというものだが、一部の専門家からは「実態は民主主義とは正反対の全過程独裁にすぎない」との指摘が上がっている。

▶ 続きを読む
関連記事
張又侠らの拘束後、中共軍内で習近平への不服従が拡大。武官の抵抗に文官も同調し、行政命令が機能不全に陥る異例の事態だ。軍報の文言変化や江沢民時代の秘話から、統治の空洞化と体制の危機を浮き彫りにする
豪州に影響が及んだ世界的な乳児用粉ミルクの回収について、発生源が中国・武漢のバイオテクノロジー企業に特定された。
海外有力誌は、習近平が中共軍事委員会副主席の張又俠を失脚させたことで、軍指導部が急速に縮小し、権力集中と内部緊張が一段と強まっていると指摘した。こうした動きを背景に、習近平に新たな呼び名「破壊者」が生まれている
専門家はもし中国が台湾を攻撃すれば、米国は中共軍幹部の米国資産に大きな打撃を与える可能性があり、幹部らはそんな事態を望んでいないと分析。しかし習近平は…
中共軍内部で、習近平政権による粛清への不満が臨界点に達しつつある実態が浮かび上がってきた。海外にいる元中共幹部の杜文氏は、前線将官との直接のやり取りを通じ、兵士の6割以上、将校の8割以上が張又俠・劉振立に同情していると明かした