ファーウェイ ペーパーカンパニーでTSMC製AIチップを大量調達か 米CSIS報告
米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」の最新報告によると、中国企業「ファーウェイ(華為)」はペーパーカンパニーを駆使し、大量のTSMC製チップを調達していると言う。報告は、アメリカ政府に対し、ホワイトリスト企業(取引やアプローチを検討中の企業の情報を収集して作成するリストを指す)が代理役(白手套)となり、禁輸措置を巧妙に回避する動きに、警戒するよう警告している。専門家は、トランプ政権が今後、中共への圧力を一層強化する可能性があると見込んでいる。
昨年ファーウェイが発表したプロセッサーチップ「Ascend(昇騰)910B」は、中芯国際(SMIC)が製造したとされていたが、CSISの最新報告によると、実際にはファーウェイがペーパーカンパニーを通じてTSMCに発注し、米国の制裁を巧妙に回避していたと言う。
情報筋によると、ファーウェイは、現在200万個以上の910Bプロセッサー用ロジックダイ(裸晶)を保有しており、この数量は、次世代プロセッサー「Ascend 910C」の生産に十分な量だ。
関連記事
中共が国防動員法と出国禁止規定を大幅改定した。戦時には発電所、金融インフラ、データ、輸送手段など幅広い民間資産を収用でき、中国人だけでなく外国人にも影響が及ぶ恐れがある。改定の狙いとリスクを読む
中国共産党当局が富裕層の海外資産やオフショア信託への税務監視を強化している。海底撈共同創業者の妻による大規模な株式売却を受け、香港市場では創業者が信託を通じて株式を保有する企業への影響を警戒する声が出ている
米アンソロピックは、中国の複数AI企業が利用者に知らせずClaudeを利用し、回答を自社サービスに表示していた疑いがあると指摘。軍・警察や企業の機密情報が海外に送信された可能性も浮上した
中共の新たな出入国管理規定が9月15日に施行される。政府機関や国有企業、金融機関、病院、大学では、職員本人だけでなく、家族の外国パスポートや永住権についても調査が広がっている
トランプ大統領は、米国人雇用を条件に中国自動車メーカーの米国内工場建設を容認する姿勢を示した。完成車の輸入やメキシコ経由の迂回輸出は拒絶する一方、訪米予定の習近平との会談を前に柔軟な対応を覗かせている