米トランプ政権の関税措置に備え 日本貿易振興機構が企業支援を強化
日本貿易振興機構(JETRO)は10日、定例の会見でアメリカのトランプ政権による鉄鋼製品やアルミニウムへの関税措置が迫る中、企業の海外進出に影響が出ないよう正確な情報発信を通じて支援する考えを示した。JETROの石黒憲彦理事長は、追加的な関税措置は公正で自由なルールに基づく国際秩序を崩す懸念があると述べている。
トランプ政権は、鉄鋼製品やアルミニウムに対して25%の関税を発動する予定であり、また、自動車に対しても25%前後の関税措置を検討していることが報じられている。このような状況下で、JETROは企業に対する相談窓口を設置し、鉄鋼や自動車関連の企業から243件の相談を受けている。
石黒理事長は「アメリカの関税に関する方針はSNSなどで第一報が発信されることが多い。まずは正確な情報を収集しながら、支援を進めていく」と述べ、企業を支援する姿勢を示している。
関連記事
過去の停戦局面を野村證券ストラテジストが検証。日米の株価指数は停戦の3〜4週間前から上昇傾向
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。
高市総理大臣は3月26日、総理大臣官邸で令和8年第3回経済財政諮問会議を開催した。高市政権は、現在の日本経済が「過度な緊縮志向」と「未来への投資不足」に陥っているとの認識に立ち、国が投資を呼び込む姿勢への転換を打ち出している。
高市総理は来日中のIEAビロル事務局長と会談。緊迫する中東情勢を受けたエネルギー安全保障の重要性や、史上最大規模となる石油備蓄の協調放出、重要鉱物分野での連携強化について意見を交わした