下水管工事の作業員(shutterstock)

国交省 全国の下水道管を一斉調査へ 道路陥没防止策を強化

国交省は3日、道路陥没事故再発防止有識者委員会の会議で、全国の下水道管の一斉調査を実施する方針を明らかにした。老朽化した下水道管の劣化が原因とみられる道路陥没事故の再発を防ぐための対策の一環となる。

今回の決定は、今年1月に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を受けたものだ。国は事故後すぐに専門家による委員会を設置し、再発防止策の検討を進めてきた。今回の一斉調査では、全国に約49万キロに及ぶ下水道管のうち、特にリスクが高いとされる管路を重点的に調査する。調査対象となるのは、

などの条件にあたる管路。

▶ 続きを読む
関連記事
留学生の学費は見直しが進む。早稲田大が引き上げを検討し、東北大は2027年度から1.7倍の90万円へ。支援体制の負担増が背景にある。
国内線の路線維持に向け、国土交通省が航空会社どうしのダイヤ調整を、減便せず便数を保つことを条件に認める方針を示すことになった。便が同じ時間帯に集中する課題を改善し、搭乗率の向上につなげたい考えだ。
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
古代から続く中国伝統文化の精神を現代に甦らせる神韻芸術団。その豊かな芸術世界を紹介する「神韻作品」ポスター展が、12月と1月に東京都内で開催される
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている